坂本龍一を偲ぶ

2023年3月28日に坂本龍一が亡くなってからちょうど1年。ヤマハ銀座店で「坂本龍一のピアノ展／Ryuichi Sakamoto and the Piano」を見る。1Fには「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」のためにデザインされた「Opera Piano」の自動再生、愛用していたステージピアノ「CP88」も展示。B2F ヤマハ銀座スタジオには坂本氏所有の「CFIIIS-PSXG（自動演奏機能付きコンサートグランドピアノ）」の自動再生（曲は「Aqua」「energy flow」「put your hands up」「鉄道員」「Merry Christmas Mr. Lawrence」）。DX7などのヤマハ製のシンセサイザーも展示。教授の音に耳を傾ける。
そして、ヒューマントラストシネマ渋谷へ移動。「TBSドキュメンタリー映画祭」の作品のひとつ「坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち」を観賞。2000年代TBSが教授の活動に密着したものをまとめたドキュメンタリー映画。地雷ゼロ、911テロ、イラク戦争、東日本大震災、原発政策、憲法改正、神宮外苑の樹木伐採など。激動の時代に一音楽家が強く社会発信していったのか……、心が動かされる映像作品。
教授が旅立って1年、まだ聴いていない音や見ていない言葉を探してみようか〜

大貫妙子＋山弦のライブに参戦

4月に行われるライブイベント「TOKYO春爛漫」の番外編「TOKYO春爛漫 ?萌芽編?」＠有楽町 I’M A SHOW（アイマショウ）のライブに参戦。明日の渡辺香津美×吉田美奈子の公演は残念ながら中止になってしまったが、本日の大貫妙子+山弦（佐橋佳幸と小倉博和のギターデュオ）は無事開催。第1部は山弦だけのアコースティックギターでのインスト。第2部は山弦をバックに大貫妙子の澄み切った歌声が響く。春のような温かく心地よい音につつまれた空間

秋から年末にかけてよく聴いたアルバム

「moonriders　アンコールLIVEマニア・マニエラ+青空百景」「Canon～オールタイム・ベスト/村治佳織」「ユーミン乾杯!!～松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム～」「Taeko Onuki Concert 2022/大貫妙子」「I Know I've Been Changed/Aaron Neville」「Rockstar/Dolly Parton」「i/o /Peter Gabriel」「コンプリート武道館/Bob Dylan」「ザ・ビートルズ　1962年～1966年　2023エディション」「ザ・ビートルズ　1967年～1970年　2023エディション」

MDR-CD900からMDR-CD900STに

約30年愛用していたSONYのヘッドホン「MDR-CD900」が経年劣化のためか本体の一部が破損し、耳にきちんと装着できず。音は鳴るのでいつか自分で修理してみるかと。しかし、それまで不便なので代替として「MDR-CD900ST」を購入。民生用（音楽鑑賞用）として開発された「MDR-CD900」から、レコーディングスタジオや放送局などで使われているプロ仕様の「MDR-CD900ST」が届く。このヘッドホンで聴くと楽器のストレートな音がはっきりとわかる。今後30年の相棒になるかな？

MDR-CD900ST

MDR-CD900

岡林信康55周年コンサート@ティアラこうとうに参戦

77歳になったフォークの神様・岡林信康のデビュー55周年ツアーの最終日、東京公演@ティアラこうとう大ホールに参戦。1968年の「山谷ブルース」から55年、2023年の岡林信康の歌に耳を傾ける。ほぼ満員の会場の大半は岡林と同世代のような感じが……。ピアノとギターを従え、「ミッドナイト・トレイン」からスタート。代表曲の「山谷ブルース」や「君に捧げるラブソング」「26ばんめの秋」「自由への長い旅」「モンゴル草原」「虹の舟唄」などを熱唱、途中休憩を挟みながら立ったままギターを弾き、軽妙なMCを交えながら2時間弱のライブ。アンコール最後は「友よ、この旅を」。ボブ・ディランに負けずに、3年後の80歳、その先の60周年ライブもぜひ観て聴きたい！！

村治佳織 デビュー30周年記念リサイタル 2023に参戦

師走の昼下がり、クラシックギタリストの村治佳織の「日本ロレックス presents 村治佳織　デビュー30周年記念リサイタル 2023」＠紀尾井ホールに参戦。二部形式で、第一部はソロギター、第二部はジャズギタリストの渡辺香津美、ピアノの谷川公子を迎えてのアンサンブル。クラシックの曲の他、坂本龍一の「エナジーフロー」「戦場のメリークリスマス」、ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビイ」なども演奏。アンコールはビートルズの「イエスタディ」、中村八大の「上を向いて歩こう」にベートーヴェン「第九」。クラシックギターの心地よい音色で、寒かった身体も心もポカポカになる！

ボブ・ディラン『コンプリート武道館』発売記念イベントに参戦

本日11月26日、1978年のボブ・ディラン『コンプリート武道館』発売記念イベントに参戦。ディランの初来日公演から45年目、奇跡のマスターテープの発見から15年の月日を経て、当時のスタッフが再集結。1978年に『武道館』を企画した菅野ヘッケル氏＝総合監修、当時録音を手がけたエンジニア＝鈴木智雄氏が24chマルチ・テープから2023REMIX、当時のデザイナー＝田島照久氏にによるアートワークによって完成した『コンプリート武道館』。その裏話や高級オーディオによるアナログ盤試聴、当時のライブ映像などが楽しめた。日本発の完全ライブ盤が世界へリリース、素晴らしい！！

ボブ・ディラン『コンプリート武道館』を聴く

初来日から45周年、ボブ・ディラン初来日公演が完全版『コンプリート武道館』としてリリース。1978年2月から3月にかけて東京や大阪などで開催されたジャパンツアー。その年の夏にリリースされたライブアルバム『武道館』（Bob Dylan at Budokan）もヒット。それから45年、録音された1978年28日と3月1日に日本武道館で行われた2公演を最新リミックス、36曲の未発表音源を追加した日本独自企画の『The Complete Budokan 1978/コンプリート武道館』（CD4枚組・アナログ8枚組）としてリリース。12人のバックバンドを従えたディラン、アレンジこそオリジナルとは異なるがほぼベスト盤的なナンバー、武道館のアリーナーで聴いた時の感動がよみがえる！

ビートルズ「Now & Then」＆シン『赤盤』『青盤』2023エディションを聴く

まさかのザ・ビートルズ、最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」に、ベストアルバム赤盤「1962-1966」、青盤「1967-1970」の2023エディションまでリリース。1973年リリースのオリジナル盤は54曲だったが、今回のシン『赤盤』『青盤』は75曲！　中でも赤盤はほとんどの曲が2023エディションで、以前の変なステレオ定位からボーカルや楽器がセンターになり、ギターやドラムなどの音もクリアーでバンドサウンドも迫力を増した。初期のジョンのハーモニカもグッといい感じに聴こえてくる。そして青盤の最後には新曲 「Now and Then」が。この新曲は早くも英国では１位に、米国でもTOP10に入ったとか。こうなると初期のアルバムやアンソロジーなどもリミックスで出てくるのだろうか。終わらないビートルズ！！

初夏から今秋までよく聴いたアルバム

「Pieces Of Treasure /Rickie Lee Jones」「50th Anniversary The Very Best of SENTIMENTAL CITY ROMANCE」「プラチナムベスト 斉藤哲夫 ライフタイム・コレクション」「ライブ・アット・ザ・タウンシップ1978/Jackson Browne＆David Lindley」「THE ULTIMATE BEST /小坂忠」「ディキシー・チキン(デラックス・エディション)/Little Feat」「URC銘曲集-1 戦争と平和」「エッセンシャル・ニーナ・シモン」「ライヴ・アンド・エクスクルーシヴ・フロム・グラミー・ミュージアム/Jeff Beck」「化けもの/David Lindley」「ジョニ・ミッチェル・アット・ニューポート」「Dolce Vita /山中千尋」「ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-/Bruce Springsteen」「ハックニー・ダイアモンズ/The Rolling Stones」「THE DARK SIDE OF THE MOON REDUX /Roger Waters」「狂気 (2023 REMASTER)/Pink Floyd」「ACCENTUATE THE POSITIVE /Van Morrison」「恋愛小説4-音楽飛行/原田知世」「Acoustic Serenade +7/中川イサト」「アーカイヴス Vol.3:アサイラム・イヤーズ(1972-1975)/Joni Mitchell」「風街ろまん2023リマスタリング/はっぴいえんど」