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映画「PERFECT DAYS」観賞 [映画]

「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督の新作「PERFECT DAYS」を観賞。主演は役所広司で今年・第76回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。東京を舞台に渋谷の公共トイレの清掃員として働く主人公の日々が描かれている。また、主人公の名前「平山」は、小津安二郎監督の「東京物語」で笠智衆が演じた平山周吉から取られているとか。画面構図や淡々と進むストーリーもどこか小津安二郎の世界に通じる感じが。1960年代から70年代にかけてのロックやソウルなどの音楽をカセットテープで聴き、フィルムカメラで写真を撮り、銭湯に浸かり、居酒屋で焼酎を飲み、古本屋で文庫本を買っては夜に読む。これはこれで良さそうでうらやましい気持ちにもなる。セリフは少ないが、顔の表情やしぐさ、佇まいなどで表現する、役所広司の演技が素晴らしい。カセットから流れるのは、アニマルズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ルー・リード、オーティス・レディング、ローリング・ストーンズ、ヴァン・モリソン、パティ・スミス、キンクス、ニーナ・シモン、金延幸子など。
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