映画「シン仮面ライダー」観賞

庵野秀明＝監督の映画「シン仮面ライダー」を観賞。石森章太郎＝原作の1971年に放送されたテレビ番組「仮面ライダー」のリメイク＆アップデート版。秘密結社「SHOCKER」に改造された本郷猛が仮面ライダーと名乗り、改造を施した緑川博士の娘ルリ子、その兄のイチロー、仮面ライダー2号の一文字隼人らが……。テレビ版と違い迫力あるアクションシーンとリアルな描写。でも、SHOCKERの怪人たちのチープさはあまり変わらず笑える。
上映後、監督とキャストの池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、森山 未來による舞台挨拶のライブビューイングも見る。庵野は今後の予定は白紙と言うが、制作されるかわからないが続編の内容も決まっているとか。ウ〜ンそれも観てみたいものだ！

映画「BLUE GIANT」観賞

ビッグコミックで連載されていた石塚真一のジャズ漫画「BLUE GIANT」が、アニメーション映画化されたので劇場で観賞。監督は「名探偵コナン ゼロの執行人」などの作品を演出した立川譲。音楽は世界的ピアニストの上原ひろみが担当。腕利きのミュージシャンたちによる本物の迫力あるジャズの音が楽しめる。
ソニーストア銀座店には絵コンテが展示。ディスクユニオンお茶の水ではポスターなども展示されていた。音響の良い劇場でまた見ようか!?

映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を観賞

名作「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに5年以上密着取材して完成させたドキュメンタリー映画。アカデミックな音楽院で父と同じトランペットを学び、さらに作曲も学ぶ。卒業後は純音楽でなく生計のためレコード会社に所属、ポップスなどの商業音楽を斬新かつクラシックの技巧などを凝らした編曲で注目され、1961年以降は500以上の映画やTV作品の音楽に携わる。「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」「シシリアン」「死刑台のメロディ」「1900年」「遊星からの物体X」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ミッション」「アンタッチャブル」「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」「ヘイトフル・エイト」など数多くの素晴らしい楽曲を残す。天才モリコーネの音楽が映像をしっかり支えているのがわかる。ドキュメンタリーでは作曲時に楽器を使わず（頭の中に曲が完成しているのか？）、手で直接、真っ白な五線紙に音符を記入していく！　享年91歳。たくさんの映画音楽をありがとう！！

映画「Dr.コトー診療所」観賞

2003年と2006年にTV放送されたドラマの16年ぶりの続編となる劇場版「Dr.コトー診療所」をやっと観賞。主演の吉岡秀隆、柴咲コウらTVシリーズの懐かしいいメンバーたち、時透三郎、小林薫、筧利夫、朝加真由美、泉谷しげるらに加えて、生田絵梨花や高橋海人らの若手も参戦。さらに、俳優を引退していた富岡涼も復帰。日本の西端の島での医療や日々の暮らし、生命の尊しさ、希望などが描かれるヒューマンドラマ。天皇陛下もお好きとか。泉谷しげるの自由な演技（？）or 考え抜いた役者魂に拍手！　

映画「すずめの戸締まり」観賞

「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督の新作「すずめの戸締まり」を劇場で観賞。舞台は九州から四国、神戸、東京、東北へ続くロードムービーのような作品。東日本大震災のことも描いているが、前２作よりコミカルな面がアップ、恋愛度は抑えぎみ……？　作品の中にはジブリやエヴァンゲリオンなどのへのオマージュも。劇中使用された70年代〜90年代のJ-POPの名曲たち。またヒットするんだろうな〜！

映画「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」観賞

ビートルズの4人が、２枚組の名盤「ザ・ビートルズ」（通称「ホワイト・アルバム」）録音前に1968年に瞑想体験を行いに訪れたインド。当時23歳のサルツマン監督もインドを訪れていて偶然、ビートルズのメンバーと出会い、彼らのインドでの曲作りや生活の一部を写真に収めた。しかし、一般に公開することなく長い年月眠っていたが、当時の写真を見てインドを再訪……。
版権の問題なのか、ビートルズの曲が流れないのでビートルマニアにとってもやや退屈。
監督＝ポール・サルツマン。製作総指揮＝デビッド・リンチ。ナレーション＝俳優のモーガン・フリーマン。

ゴダール亡くなる

「ヌーベルバーグ」を代表するフランスの映画作家、ジャン＝リュック・ゴダール監督が9月13日に91歳で死去。 「勝手にしやがれ」 「気狂いピエロ」 「アルファヴィル」「女と男のいる舗道」「軽蔑」「彼女について私が知っている二、三の事柄」など数々の作品を撮る。今までにないカメラアングルや編集方法などで大胆で奇抜な映像をつくり出した。YMOやムーンライダーズなどもゴダールのファンだったとか。ゴダールの作品を観て追悼しよう！

映画「ブレット・トレイン」観賞

伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作、デビッド・リーチ監督でブラッド・ピット主演によるハリウッド映画「ブレット・トレイン」を観賞。世界一運の悪い殺し屋レディバグが東京から京都に向かう超高速列車内でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるはずの簡単な仕事が……、列車内は殺し屋ばかり。共演にサンドラ・ブロック、真田広之、アーロン・テイラー＝ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリーなど。スピード感あふれるコメディ満載のクライムアクション。ハリウッドおそるべし！

映画「ブライアン・ウィルソン 約束の旅路」を観賞

ビーチ・ボーイズのリーダーであるブライアン・ウィルソンに密着した初のドキュメンタリー映画「Brian Wilson: Long Promised Road/ブライアン・ウィルソン 約束の旅路」を観賞。初期ビーチ・ボーイズのほとんどのナンバーの作曲とプロデユースをした天才ブリアンの軌跡とアーカイブ映像やレコーディング風景にライブ映像、さらに元ローリング・ストーン誌の編集者ジェイソン・ファインとともに車で西海岸のゆかりの地を巡りながらのインタビューに答えるブライアン。亡き弟やバンドへの愛、薬物依存だった過去など。また、ブルース・スプリングスティーンやエルトン・キョン、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディランらのブライアンを最大級に称えるコメント。ビートルズに対抗できた、まさに天才の中の天才、God Only Knows！

映画「ショーシャンクの空に」観賞

1994年に公開（日本は1995年）された映画「ショーシャンクの空に／The Shawshank Redemption」の４Kデジタル・リマスター版を劇場で観賞。原作はスティーヴン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース」。監督はフランク・ダラボン、主演はティム・ロビンスとモーガン・フリーマン。ショーシャンク刑務所にいる終身刑の囚人レッド（フリーマン）と無実の罪で収監されたアンディ（ロビンス）の友情、暴力やユーモア、数々の奇跡などが描かれたヒューマンドラマ。公開時よりも評価が高まる作品が色鮮やかによみがえった。「死ぬまでに見るべき映画50選」というコピー、私なら「死ぬまでに見るべき映画10選」としたい！